Astronomical object
月
つき約1か月かけて地球の周りを回る衛星。望遠鏡では隕石が衝突してできたクレーターや海と呼ばれる滑らかな地形を観察することができる。満ち欠けをするため、日々形が変化する様子を楽しめる。
肉眼で観察可能
水星
すいせい太陽系第一惑星で、太陽の一番近いところを回る惑星。地球より内側を回っているため、夕方と明け方の限られた時間でのみ見ることができる。望遠鏡では欠けた姿を観察できる。
肉眼で観察可能
金星
きんせい太陽系第二惑星。地球より内側を回っているため、夕方と明け方の限られた時間のみ見られる。最も明るい時はマイナス4.7等級で輝き、月に次ぐ明るさになる。望遠鏡では欠けた姿を観察できる。
肉眼で観察可能
火星
かせい太陽系第四惑星で、水星に次いで2番目に小さい。赤く輝く姿が印象的。望遠鏡では表面の模様や極冠と呼ばれる北極と南極にある氷を観察できる。
肉眼で観察可能
木星
もくせい太陽系の第五惑星で、太陽系の中で最も大きな惑星。望遠鏡では表面の縞模様や木星の周りを回る四大衛星(ガリレオ衛星)などを観察できる。また、大赤斑と呼ばれる大きな大気の渦も観察できる。
肉眼で観察可能
土星
どせい太陽系第六惑星。望遠鏡では、美しい環や土星の周りを回る衛星を観察できる。地球との位置関係により年々環の傾きが変化して見える。
肉眼で観察可能
天王星
てんのうせい太陽系の第七惑星で、肉眼で見ることは難しい。望遠鏡では、緑色に輝く姿を見ることができる。
望遠鏡・双眼鏡で観察
海王星
かいおうせい太陽系の第八惑星で、肉眼で見ることはできない。望遠鏡では、青く輝く姿を見ることができる。
望遠鏡・双眼鏡で観察
春の大曲線&春の大三角
はるのだいきょくせん & はるのだいさんかくおとめ座のスピカ、うしかい座のアークトゥルス、しし座のデネボラ、おおぐま座のしっぽにあたる北斗七星で構成される大きな曲線と三角形。街中でも見られる。
肉眼で観察可能
ミザールとアルコル
みざーるとあるこる北斗七星の中にあるミザールのすぐそばにアルコルという暗い星がある。目の良い人ならば肉眼でも分離して見え、昔は視力検査として使われていたこともあった。
肉眼で観察可能
プレセペ星団
ぷれせぺせいだんかに座の中心に位置する散開星団。空の暗いところでは肉眼でもぼんやり見える。望遠鏡や双眼鏡では、青や赤色の星が数百個も集まっている様子が観察できる。
望遠鏡・双眼鏡で観察
M3(球状星団)
きゅうじょうせいだんアークトゥルスの近くに位置する球状星団。望遠鏡で見ると星が球状に集まっている様子が観察できる
望遠鏡・双眼鏡で観察
子持ち銀河
こもちぎんが北斗七星の近くに位置し、銀河の親子が手をつないでいるように見える銀河。撮影すると大きな銀河の渦巻構造も見ることができる。
撮影対象
ボーデの銀河
ぽーでのぎんが北斗七星の近くに位置する天体。渦を巻いている銀河と棒状の不規則銀河の二つが並んで見える。
撮影対象
三つ子銀河
みつごぎんがしし座の足元に位置する天体。三つの銀河が並んで見えており、棒状の銀河はその形からハンバーガー銀河とも呼ばれている。
撮影対象
夏の大三角
なつのだいさんかくこと座のベガ、はくちょう座のデネブ、わし座のアルタイルによって構成される大きな三角形。街中でも観察することができる。
肉眼で観察可能
天の川
あまのがわたくさんの星によって構成される雲のような光の帯。夏の大三角の中を横切る。山奥や海岸など十分に暗いところではよりくっきり見える。
肉眼で観察可能
球状星団(M13)
きゅうじょうせいだんヘルクレス座に位置する。日本で見える最大級の球状星団で、望遠鏡で見ると星が球状に集まっている様子が観察できる。
望遠鏡・双眼鏡で観察
アルビレオ
あるびれおはくちょう座のくちばしに位置する美しい二重星(二つの星が並んで見える天体)。望遠鏡では、オレンジ色と青色の星が並んでいる様子が観察できる。
望遠鏡・双眼鏡で観察
三裂星雲&干潟星雲
さんれつせいうん&ひがたせいうん左下の天体は、赤い星雲の上にある黒い筋のような暗黒星雲が干潟のように見えることから干潟星雲と呼ばれている。一方右上の天体は赤い部分が暗黒星雲によって三つに分かれて見えることから三裂星雲と呼ばれている。
撮影対象
北アメリカ星雲
きたあめりかせいうんはくちょう座のデネブの近くに位置し、北アメリカ大陸の形に見える星雲。非常に大型の星雲で満月の10倍の面積がある
撮影対象
こと座の環状星雲
ことざのかんじょうせいうんベガの近くに位置し、輪に見えることから環状星雲と呼ばれている(ドーナツ星雲とも)。寿命を迎えた星が放出したガスが紫外線を受けて光っていると考えられている。
撮影対象
秋の大四辺形
あきのだいしへんけいアンドロメダ座とペガスス座の星を結んでできる大きな四角形。街中で観察できる。
肉眼で観察可能
カシオペヤ座
かしおぺやざ特徴的な M の形をしていることから簡単に探すことができる星座。
肉眼で観察可能
アルマク
あるまくアンドロメダ座に位置する美しい二重星(二つの星が並んで見える天体)。望遠鏡では、黄色と青色の星が並んでいる様子が観察できる。
望遠鏡・双眼鏡で観察
アンドロメダ銀河
あんどろめだぎんが私たちが住む銀河系の隣の渦巻銀河。十分に暗い場所では肉眼でも存在が確認できる。望遠鏡や双眼鏡では、夜空に浮かぶ大きな雲のような姿として観察することができ、満月六つ分の大きさに見える。
望遠鏡・双眼鏡で観察
二重星団
にじゅうせいだん二つの散開星団が並んで見える天体。望遠鏡や双眼鏡では、ぼんやりとした二つの星の集まりを観察することができる。
望遠鏡・双眼鏡で観察
ハート&胎児星雲
はーと&たいじせいうんカシオペヤ座の近くに位置するハートと胎児の形をしている星雲が並んでいる。肉眼ではほとんど見ることはできないが、天体用のカメラで撮影をするとそれぞれの星雲の構造を見ることができる。
撮影対象
さんかく座の渦巻銀河
さんかくざのうずまきぎんがさんかく座に位置する満月二つ分の大きさがある銀河。アンドロメダ銀河とともに天の川銀河の近くに位置する。
撮影対象
冬の大三角
ふゆのだいさんかくおおいぬ座のシリウス、こいぬ座のプロキオン、オリオン座のベテルギウスによって構成される大きな三角形。シリウスはマイナス1.5等級と全天で最も明るい恒星である。明るい星々によって構成されているので街中でも見える。
肉眼で観察可能
冬のダイヤモンド
ふゆのだいやもんどおおいぬ座のシリウス、こいぬ座のプロキオン、ふたご座のポルックス、ぎょしゃ座のカペラ、おうし座のアルデバラン、オリオン座のリゲルによって構成されるダイヤモンド。明るい星々によって構成されているので街中でも見える。
肉眼で観察可能
オリオン大星雲
おりおんだいせいうんオリオンの三つ星の下に位置する星雲で肉眼でも見つけられる。望遠鏡で観察すると鳥が翼を広げたような姿を観察できる。
肉眼で観察可能
すばる
すばるおうし座に位置する散開星団。肉眼でもいくつかの星が集まって見える。双眼鏡や望遠鏡では数百個もの星が集まっている様子を観察できる。撮影すると周りを青い星雲が取り巻いている様子がわかる。
肉眼で観察可能
ヒアデス星団
ひあですせいだんおうし座のアルデバランの近くに位置する星団。V字の形に星が並んで見える。肉眼でも観察可能だが、双眼鏡で見ると視野いっぱいに広がって見える。
肉眼で観察可能
馬頭星雲
ばとうせいうんオリオン座の腰のあたりに位置する星雲。馬の形に見えることから馬頭星雲と呼ばれている。馬頭星雲自体は自ら光り輝いているわけではない。背景の赤い星雲が馬頭星雲によって遮られて、影絵のように浮かび上がって見える。
望遠鏡・双眼鏡で観察
かに星雲
かにせいうんおうし座にある超新星残骸(星の最期)。1054年に超新星爆発を起こした星から放出されたガスで構成されている。鎌倉時代に藤原定家が書いた「明月記」に超新星爆発の様子が記されている。 星雲の中に見える赤い線の部分が蟹の脚に見えることから、かに星雲と呼ばれている。
望遠鏡・双眼鏡で観察